日本を代表する建築家と言えば隈研吾さんですが、隈研吾さんがデザインする建物の多くが、木材を使用した和をイメージさせる建物が多いのが特徴的です。
2021年に開催された、東京オリンピック・パラリンピックの新国立競技場も隈研吾さんによる建築になります。
新国立競技場のデザインで、初めて隈研吾さんの名前を知った方も多いのではないでしょうか。
デザインを見た人に木のぬくもりを感じさせ、圧倒的な印象を与えるのも隈研吾さんのデザインによる建物になります。
また、スタバも隈研吾さんが手掛けた店舗があるとか。
そして、隈研吾さんの経歴やプロフィールはどのようになっているのでしょう。
そこで今回は「隈研吾の代表作は国立競技場やスタバ?経歴やプロフィールについても!」と題して、隈研吾さんについて調査したいと思います。
隈研吾の代表作は国立競技場やスタバ?
隈研吾さんの建築物の代表作は、国立競技場やスタバが有名ですよね。
特に、東京オリンピック・パラリンピックで開閉会式や陸上競技などが行われた新国立競技場のデザインを担当したことで隈研吾さんの知名度がアップしたのではないでしょうか。
新国立競技場は、「杜のスタジアム」と題し”木”を取り入れた日本の伝統的な建築を彷彿させるデザインが特徴となっています。
また、47都道府県の木材を庇に使用し、各県がある方向に配置するなどメッセージが随所に盛り込まれた設計になっています。
そんな隈研吾さんの代表作は、どのようなものがあるのか見ていきましょう!
それぞれ詳しく見ていきましょう!
①新国立競技場
1つ目は、新国立競技場です。
大きなスタジアムを小径木の集合体としてデザインし、日本の建築が守り伝えてきた軒下の美を現代にふさわしい表現にしようと試みたものだということです。
②スタバ
2つ目は、スタバの店舗です。
隈研吾さんが手掛けた店舗は、
があります。
各店舗の建物の見た目や構造については、詳しく後述しています。
③SunnyHills
3つ目は、パイナップルケーキの店「SunnyHills」です。
SunnyHillsは東京の南青山にあり、上記の画像はその木組の建物になります。
この建物は、無数の木を複雑に組んだ地獄組みと呼ばれる伝統の組子技術を使用しています。
内側はヒノキの香りと組子の隙間から入り込む優しい光が差し込む構造になっています。
【SunnyHills at Minami-Aoyama】
住所:東京都港区南青山3-10-20
電話:03-3408-7778
営業時間:11:00~19:00
公式サイト:https://www.sunnyhills.com.tw/index/ja-jp/
④雲の図書館
4つ目は、高知県梼原町にある図書館「雲の図書館」です。
雲の図書館の建築には梼原産の木材を活用しており、隈研吾さんの特徴でもある「木材をふんだんに取り入れた建築」のルーツとなった場所です。
隈研吾さん曰く、この設計は、
ということです。
上記で説明した建物以外にも、隈研吾さんの代表作品は数多く、ここでは紹介しきれない程です。
隈研吾のスタバ建物
先程簡単に説明した、隈研吾さんが手掛けたスタバの建物は、どこの店舗のどんなデザインなのか見ていきましょう!
①スターバックス リザーブ® ロースタリー東京
1つ目は、東京都目黒区青葉台にある「スターバックス リザーブ® ロースタリー東京」です。
隈研吾さんとスターバックスがコラボを組んで、一から建物を設計・建築しました。
スターバックス リザーブ® ロースタリー東京は4階建ての建物で、天井は折り紙をモチーフに設計されています。
また、各階に縁側が設置されているなど日本の職人技による現代的なデザインになっています。
②スターバックス コーヒー 太宰府天満宮表参道店
2つ目は、福岡県太宰府市にある「スターバックス コーヒー 太宰府天満宮表参道店」です。
この店舗は、太宰府天満宮表参道で営業しています。
このスタバの店舗も、大胆に木組技術を用いた印象的な店舗になっています。
このスタバ太宰府天満宮表参道店の木材はヒノキを2000本を使用しており、店内も他のスタバ店舗とは違った構造になっています。
③スターバックスコーヒー富山環水公園店
3つ目は、富山県の環水公園にある「スターバックスコーヒー富山環水公園店」です。
こちらの店舗は2008年に「世界一美しい店舗」に選ばれています。
隈研吾さんのデザインの木の木目と露出を意識した設計で、コンパクトでありながら状況に馴染んでいて綺麗なつくりの建物になっています。
特に夜の店舗の画像を見ると、「世界一美しい店舗」と言われるのも納得ですよね!
④スターバックス スノーピークランドステーション白馬店
4つ目は、長野県北安曇郡にある「スターバックス スノーピークランドステーション白馬店」です。
スタバスノーピークランドステーション白馬店は、「スノーピーク ランドステーション白馬」内で営業している店舗です。
この建物全体を隈研吾さんがデザインし、テラス席がある外観には、隈研吾さんの独特の手法の木組技術が使用されています。
北アルプスの峰をイメージした屋根と、木の枝と雪の結晶をモチーフとしており、温かみがあるデザインになっています。
隈研吾の経歴
そんな建築家の隈研吾さんの経歴は、以下の通りです。
隈研吾さんの経歴を見ると、大変素晴らしいことがわかると思います。
上記でご紹介した経歴の他にも、隈研吾さんはデザイン・設計、博覧会、個展などの活動をしています。
さらに、数多くの著書も出版しています!
また、多くの受賞歴もあります。
1997年:日本建築学会賞作品賞
2001年:村野藤吾賞
2010年:毎日芸術賞
2011年:芸術選奨文部科学大臣賞
2019年:紫綬褒章
2023年:第52回 ベストドレッサー賞 学術・文化部門
隈研吾のプロフィール
隈研吾さんの経歴がわかったところで、プロフィールも詳しく見ていきましょう!
【隈 研吾(くま けんご)】
隈研吾さんには、結婚している妻と息子が1人います。
隈研吾さんが建築家を目指したきっかけは、
です。
また、高校時代には189cmという高身長を活かして、バスケットボールに専念していました。
まとめ
今回は「隈研吾の代表作は国立競技場やスタバ?経歴やプロフィールについても!」と題して、建築家・隈研吾さんについて調査しました。
隈研吾さん代表作には、新国立競技場以外にもスタバ店舗や図書館などがあることがわかりました。
各建物の画像を見ると、隈研吾さんのデザイン・設計した建物はどれも独創的だということもわかりましたね!
その多くが木材をふんだんに使用し、ぬくもりや癒しの空間となっています。
現在、50を超える国々で、隈研吾さんによるプロジェクトが進行中です。
かなり、精力的に活動している隈研吾さんによるデザイン・設計された建物を今後も多く見ることが出来るのではないでしょうか。
本日も最後まで読んでいたたき、ありがとうございました!
「梼原の森がデザインのヒントです」